介護の現場はチームで支える仕事。だからこそ、「この人、ちょっと苦手かも…」と感じる瞬間があっても不思議ではありません。
声のかけ方が強く感じられたり、優先順位の感覚が違ったり、意見が噛み合わなかったり――そうした小さな違和感は、毎日の中でふと積み重なっていくことがあります。
ただ、その感情を「嫌い」と決めつけてしまうと、相手を見る視点が固定されてしまいがちです。
けれど、実際は「嫌い」なのではなく、「自分と合わない部分がある」だけかもしれません。
その人なりの考えや価値観、働き方があって、それが自分と違うだけ――そう思えると、距離の取り方や受け止め方が変わってきます。
介護の現場では、同じ目標を持っていてもアプローチが異なる人が集まっています。
その違いこそが、利用者さんに対してより幅広いケアを提供できる可能性にもなります。
「自分と違う」という事実を、否定ではなく「多様性」として捉えられるかどうかは、働く上でのストレスを軽くするポイントのひとつです。
とはいえ、気持ちを整理するのは簡単ではありません。
言葉にできないモヤモヤを抱えたまま働いている方も多いのではないでしょうか。
そんな時、誰かに話を聞いてもらうことで、自分の視野が広がったり、気持ちがすっと軽くなったりすることもあります。
かいご姉妹サロンでは、職場の人間関係についても気軽に投稿したり、同じような経験を持つ方とつながったりできる場を目指しています。
「苦手だな」と思う気持ちを責める必要はありません。
その気持ちをどう整理するか、誰と共有できるかが、前向きに働き続けるためのヒントになるはずです。