【伝えたつもり、伝わってなかった…】“伝える力”は、一方通行じゃ育たない

「ちゃんと伝えたのに、なんでやってくれてないの?」
そんな場面に出くわしたとき、ついイライラしたり、自分の言い方が悪かったのかと落ち込んだりしてしまうことがあります。
でも、伝えるって、本当にむずかしい。
相手がどう受け取ったか、自分の意図がどう届いたかを知る機会は、意外と少ないものです。


伝える力って、実は「一方通行」では育たないんですよね。
相手の反応を見て、微調整したり、伝わっていなかったときに「じゃあ、どう言えばよかった?」と振り返ったり。
そうやって、すこしずつ身につけていくもの。
だから、「うまく伝わらなかった…」という経験は、決して失敗ではない。
それは、伝え方を見直す“気づきのきっかけ”とも言えるのだと思います。


介護現場では、限られた時間の中で、いかに正確に・スムーズに情報を共有するかが重要です。
でも、現実には「忙しくて、つい口頭だけで済ませた」「確認する余裕がなかった」といった場面も少なくありません。
だからこそ、気軽に「こんなとき、どうしてる?」と話し合える場所があることが大切です。


かいご姉妹サロンでは、伝え方の失敗も含めて、誰かと共有できる場を目指しています。
自分だけが悩んでいるわけじゃないと知ることで、伝えることへの苦手意識も少しずつほぐれていくかもしれません。
伝わらなかった経験を、次に活かしていけたら、それだけで十分価値があるのです。