介護の仕事は体力的にも精神的にもエネルギーを必要とします。
シフトによって生活リズムが不規則になりやすく、「気づけば1日が終わっていた…」という日も多いかもしれません。
そんな中で、「自分のための時間」をどうやって作っているか――これは、多くの現場スタッフにとって共通のテーマです。
実際に、「まとまった休みが取れない」「帰宅後も家事がある」という声も多く、意識的に時間を確保しない限り、いつの間にか“自分”を置き去りにしてしまうこともあります。
だからこそ、ほんの5分でもいい、“自分に戻れる時間”を持つことはとても大切です。
例えば、勤務前にコーヒーをゆっくり飲む、帰宅後にお気に入りの音楽を聴く、休憩中に空を見上げる。
たとえ短時間でも、「誰かのため」ではなく「自分のため」に過ごす時間は、心をほぐす力があります。
それが1時間でなくても構いません。
大切なのは、「私は私でいていい」と感じられる瞬間を、自分に許すこと。
職場の休憩室や移動中、トイレに立ったときの深呼吸など、日常の中に“自分に戻る工夫”を見つけることがカギになります。
こうした気づきを話し合ったり、他の人のリラックス法を知る場として、「かいご姉妹サロン」では日々のちょっとした工夫を共有できる交流を目指しています。
誰かの工夫が、自分の明日を支えるヒントになることもあります。
「忙しくて時間がない」と感じているときこそ、ほんの少し立ち止まって、自分の心に目を向けてみませんか。
その時間が、また次に向かう力になるはずです。