介護現場では、分刻みで動くことが当たり前になりがちです。
入浴介助、排せつ介助、記録業務――気づけば、あっという間に時間が過ぎていきます。
そんな忙しい中でも、職場の中で少しだけ“ひと息”をつける時間をどう作るかは、多くのスタッフにとって大切なテーマです。
ほんの数分でも、自分の心と身体を緩められる時間があると、その後の仕事の質にも影響してきます。
例えば、休憩室で飲む一杯のお茶。
ほんの数秒でも、窓の外を眺める時間。
誰かと交わす「おつかれさま」の一言も、小さなリセットの瞬間になります。
また、職場内でのちょっとした気遣い――「先に休憩入っていいよ」「ここは任せて」などの声かけがあるだけで、お互いの気持ちが楽になることもあります。
こうした優しさの循環が、忙しい職場の中にも“ひと息つける空気”を生むのかもしれません。
自分に合ったリラックスの方法は人それぞれですが、「この場所で、少しでも気持ちを整える時間を大切にしたい」という意識があることで、職場全体の雰囲気も変わっていきます。
かいご姉妹サロンでは、現場でのこうした小さな工夫や、リフレッシュの仕方などを共有し合える場を目指しています。
「他の人はどうしてるんだろう?」という気づきが、働く自分自身を大切にするきっかけにもつながります。
職場の中でも、自分を労わる気持ちは持ち続けていたいもの。
ほんの短い時間でも、自分を一度“ゼロ”に戻す時間が、また前を向いて進む力になるはずです。