介護の現場では、忙しさの中で思わず見過ごされてしまいそうな変化や気配に、誰かがそっと気づいてくれることがあります。
「いつもより表情が硬い気がする」
「動きが少しゆっくりだった」
そんな一言に、安心したり、励まされたりする瞬間は少なくありません。
“チーム”というのは、業務の役割分担だけでなく、「お互いを気にかけるまなざし」を持ち合える関係でもあります。
日々の小さな気配りや声かけが、信頼の土台を築いていくのです。
誰かに気づいてもらえた経験があるからこそ、自分もまた誰かに目を向けるようになっていく——そんな好循環が生まれます。
チームの中で「気づく力」は、決して特別なものではありません。
少し顔色が違う、返事がいつもと違う——そうした細やかな変化に自然と意識を向ける習慣が、働きやすさや連携力につながっていきます。
かいご姉妹サロンでは、「こういう気づきがうれしかった」「小さな変化に助けられた」という声を共有することで、現場での思いやりや支え合いを見つめ直せる場を目指しています。
“気づいてくれる人がいる”という感覚は、ただの安心を超えて、深い信頼へと変わっていくものなのかもしれません。