【“チーム”ってなんだろう?】意見がぶつかるのは、関わっている証拠かもしれない

介護の現場では、ときにスタッフ同士で意見が食い違うことがあります。
ケアの方法、声かけの仕方、対応の優先順位など——
それぞれが「こうした方がいい」と思うからこそ、考えがぶつかる瞬間が生まれます。


そうした場面では、「まとまらない=チームとして機能していない」と感じてしまいがちですが、実はその逆の側面もあります。
お互いが現場や利用者のことを真剣に考えているからこそ、違いが浮き彫りになる。
意見を出すことを恐れず、率直に話し合える雰囲気があること自体、チームの強さのひとつとも言えるのです。


もちろん、感情的になってしまえば関係がぎくしゃくすることもあります。
だからこそ、冷静に「どうすればより良いケアにつながるか」を見失わずに意見を交わせる土台が大切です。
その土台は、日々の信頼関係や、お互いを尊重する姿勢によって少しずつ築かれていきます。


かいご姉妹サロンでは、「意見が違ったとき、どう乗り越えたか」「衝突のあと、どう関係を修復したか」など、リアルな気づきを共有できる場を目指しています。
意見が違っても、目指しているのは同じ方向。
そのことを確かめ合える関係性こそが、“チーム”の本質なのかもしれません。