介護の現場には、役割やマニュアルでは明文化されていない業務が多く存在します。 たとえば、備品の補充、車椅子のネジの緩み確認、利用者の靴の整頓、来客者へのお茶出しなど。 それらは「担当」として任されているわけではなく、誰かが気づいて自然に行っていることがほとんどです。
これらの業務は、記録に残ることはありませんし、評価の対象にもなりづらいものです。 でも、それがないと「なんとなく現場が乱れて見える」「雰囲気が落ち着かない」と感じる場面もあるのではないでしょうか。 つまり、それほどに現場の“空気”を保つうえで重要な役割を果たしています。
問題は、こうした仕事が「いつも誰かがやってくれている」ことで、かえって当たり前になってしまいやすい点です。 すると、気づいていた人が異動したとたんに不便が生まれ、ようやくその価値に気づく…というケースもあります。
かいご姉妹サロンでは、こうした“縁の下の力持ち”的な業務に光を当てられる投稿ができる場を目指しています。 誰かがそっとやってくれていた仕事を知り、感謝のきっかけにつながるような交流も、生まれるかもしれません。