【“名もなき業務”に価値を感じたい。見えない努力の正体】気づかれない努力、それでも続ける理由

介護の現場では、「誰かがやってくれていること」が当たり前になってしまう瞬間が少なくありません。 たとえば、利用者さんの表情の変化をさりげなく観察して、先回りして対応している場面。 名札の向きや掲示物の整頓、送迎の車内でかける声かけ…。そのすべてが“名もなき業務”です。


こうした行動は、マニュアルにも評価表にも載っていないことが多く、誰かが見てくれているとも限りません。 それでも続けているのは、「それをやることが、誰かの安心につながっている」と知っているからです。 目立たないけれど、現場の空気を穏やかに保つために欠かせない営みです。


しかし時に、「自分ばかり気づいてやっている」「なんで気づいてくれないのだろう」と、心が疲れてしまうこともあるでしょう。 そんなとき、同じように誰かのために動いている人の存在を知るだけで、少し救われる気持ちになることもあります。


かいご姉妹サロンでは、そうした“がんばりすぎない努力”をそっと共有できる場を目指しています。 目立たないけれど、現場を支える力のひとつひとつに、仲間と気づき合えるつながりを。