【“自分ばかり我慢してる気がする”と思ったとき】その気持ち、ちゃんと見つめていい

介護の現場では、自分の感情を後回しにする場面が多くあります。利用者への配慮、同僚との協力、家族への思いやり…。その中で「なんで私ばっかり?」と、ふと感じる瞬間が訪れるのは、決して特別なことではありません。


もちろん、誰かのために動くことには価値があります。でも、我慢が積もっていくと、自分の気持ちが見えなくなってしまうことも。小さな違和感に気づかずに過ごしていると、やがて疲れや孤独感につながることもあります。


「どうして私ばっかり…」と感じたとき、その気持ちを否定しないことが大切です。我慢していることを“わがまま”だと片づけず、「今、自分はこう感じているんだな」と受け止めるだけでも、心の負担が少し軽くなります。


そのうえで、できれば誰かに話してみてください。共感してくれる誰かがいるだけで、「自分だけじゃない」と思えることもあります。すぐに解決しなくても、声に出すことで気づけることがきっとあるはずです。


「かいご姉妹サロン」では、同じように感じている方の投稿を読むことができます。直接言葉にできなくても、「あ、自分も同じ」と思える瞬間が、そっと背中を押してくれることもあります。


我慢することは、優しさや責任感の裏返しかもしれません。でも、その優しさが自分を苦しめてしまわないように。気持ちを整理する場があることを、ぜひ思い出してみてください。