【“自分ばかり我慢してる気がする”と思ったとき】「気づかれない努力」がつらくなる前に

介護の仕事は、目に見える成果だけでは測れないことがたくさんあります。誰かのために気をまわし、調整し、笑顔で乗り切る。そんな日々の努力が、「当たり前」のように扱われることも少なくありません。


そんなとき、「どうして私ばかりが…」という思いがふと心に浮かぶことがあります。頑張っていることが評価されなかったり、誰にも気づかれなかったりすると、自分の存在が軽く扱われているような気がしてしまうものです。


けれど、「気づかれない努力」は決して無意味ではありません。誰かが安心して働けている背景には、そうした見えない支えがあることを、私たちは知っています。でも、それがずっと続けば、心が疲れてしまうのも当然です。


だからこそ、自分の努力を“なかったこと”にしないためにも、「実はちょっとしんどくて」と話せる場所が必要です。それを声に出せることで、ようやく自分の気持ちを取り戻せることもあります。


かいご姉妹サロンでは、そんな“がんばりすぎてる気持ち”に触れられる投稿がたくさんあります。「同じように思ってた」と共感したり、「こんなふうに受け止めているんだ」と気づいたり。ひとりで抱えこまないきっかけになるかもしれません。


我慢を美徳とする空気の中でも、自分の心を大切にすることは悪いことではありません。頑張る力がある人ほど、休むこと、話すこと、頼ることも必要なのだと思います。