介護の仕事は、誰かのために動くことが日常です。利用者さんのため、チームのため、時には家庭のために動きながら、「自分のことは後回し」で頑張っている方も多いのではないでしょうか。
そんな中で、「私ばかりが我慢している」と感じる瞬間があるのは自然なことです。特に、頼るのが苦手な人ほど、自分の抱えているものに気づかないまま頑張り続けてしまう傾向があります。
「自分がやったほうが早いから」「人に迷惑をかけたくないから」といった理由で、自ら背負ってしまう。でも、それが積み重なっていくと、心も体も限界に近づいてしまいます。
頼ることは、弱さではありません。むしろ、自分の限界を知り、適切に助けを求めることは、大人としての大切なスキルです。それができると、我慢が必要以上に膨らまず、健やかな気持ちを保ちやすくなります。
かいご姉妹サロンの中では、「こんなことで悩んでます」と素直な声を届ける投稿があり、それに対して「わかります」「自分もそうでした」といった返信が交わされています。頼ることが、誰かとの信頼を育てるきっかけにもなるのだと感じられる空間です。
もしも「誰にも言えない」と感じるなら、まずは“書いてみる”ことから始めてみませんか。話すことに慣れていなくても、気持ちを言葉にすることで、自分自身の本音に気づくことができます。