【“自分ばかり我慢してる気がする”と思ったとき】誰かの「当たり前」に、自分を合わせすぎていないか

介護の現場では、「こうするのが当たり前」とされるルールや空気があります。それは利用者さんの安全やチームワークのために必要なことでもありますが、ときに、自分の気持ちを押し込めて合わせてしまう原因になることもあります。


たとえば、何かに納得できない気持ちがあるのに「ここではこうするものだから」と受け入れてしまったり、「こう言わないと角が立つ」と自分の言葉を飲み込んでしまったり。気づけば、「誰かの当たり前」に自分を無理に合わせていることがあります。


そうした小さな我慢が積み重なると、心がちくりと痛むような疲れが残ります。そしてふとした瞬間に、「なんで私だけ…」という思いが顔を出すことも。


大切なのは、「我慢をしている」と自覚することです。「ちょっとこれは納得いかないな」と感じたとき、その感覚に目を向けることが、自分を守る第一歩になります。


かいご姉妹サロンでは、そうした「小さな違和感」や「無理していたこと」に気づいた投稿が少なくありません。読むだけでも、「あ、同じように感じてた」と共感できたり、「そんな考え方もあるのか」と視点が広がったりします。


我慢はときに必要な場面もありますが、それが当たり前になってしまうと、自分らしさが見えなくなってしまいます。誰かに合わせることばかりに疲れたとき、自分自身の気持ちに優しくなれる場所があると、少しだけ呼吸がしやすくなるはずです。