介護の現場では、「迷惑をかけないように」とがんばる人が多くいます。その気持ちは思いやりや責任感から来るもので、とても尊いものです。でも、その裏に、実は「助けてほしいけど言えない」という本音が隠れていることもあります。
「忙しそうだから頼めない」「また私が弱音を吐いてると思われたくない」――そんな気持ちが、誰にも言えない我慢につながることがあります。そして、気づかないうちに心が疲れてしまうのです。
“迷惑をかけない”ことは立派ですが、“迷惑をかけてはいけない”と強く思いすぎると、自分の苦しさに気づけなくなります。人は誰しも、誰かに支えられて生きているもの。頼ることも、支え合いの一部です。
「本当はこうしてほしかった」「ちょっとつらかった」――そんな気持ちを、かいご姉妹サロンでは書き込むことができます。投稿という形だからこそ、言葉にしやすいこともあります。
書いてみることで、「自分だけじゃなかった」と思えることもあるでしょう。同じような思いを抱えていた誰かが、そっと反応をくれることもあります。
“迷惑をかける”のではなく、“声を届ける”という選択。誰かに話すことは、負担ではなく、信頼を深める行動かもしれません。もし我慢が続いているなら、少しだけ立ち止まって、気持ちを整える場所にしてみませんか。