「みんなも頑張ってるんだから、自分も頑張らなきゃ」――そんなふうに自分を奮い立たせて働いている方も多いと思います。
でもその言葉は、ときに自分自身を追い詰めてしまうこともあります。
本当は休みたいのに、体がつらいのに、「自分だけ弱音を吐いちゃいけない」と、頑張り続けてしまう。
介護の仕事は、感情にも体力にも大きな負荷がかかるものです。それでも「いい人でいなきゃ」「できる人でいなきゃ」と思い込み、無理をしてしまうと、知らず知らずのうちに心が疲弊してしまいます。
「誰かと比べなくても、自分のペースでいい」
そう思えるようになると、心に少し余裕が生まれることがあります。
かいご姉妹サロンでは、「がんばりすぎてるかも」と感じたときに、そっと立ち寄れる場所を目指しています。人と比べない気持ちの整え方や、心をいたわるヒントも共有されています。
“いい人”である前に、まず自分の心の声に耳を傾けること。
それもまた、大切なケアのひとつなのかもしれません。