誰かが落ち込んでいるとき、「声をかけたほうがいいのかな、それともそっとしておいたほうが…」と迷った経験はありませんか。
介護の現場でも、同僚や利用者さんに対して、距離感やタイミングを考える場面は多くあります。
ときには、あえて何も言わないことが、その人にとって必要な「間」になることもあります。
ただそばにいてくれる、何気ない気配を感じるだけで、心が少しやわらぐこともあるのです。
でも、「何もしなかった自分は冷たかったのでは…」と後で悩むこともあるかもしれません。
それでも、相手の立場に立って「いまはそっとしておこう」と思えたこと自体が、思いやりだったのではないでしょうか。
かいご姉妹サロンでは、こうした繊細な気づかいについて、無理なく共有することができます。
「わかるよ」「私もあるよ」という声に出会うと、自分の選択に少し自信が持てることもあるかもしれません。
言葉にしない優しさも、ちゃんと届いている。
そう信じられるようなつながりがあると、毎日のケアにも安心が生まれるように思います。