利用者さんのベッドを見回っているとき、ふと目にした「誰かがそっと直した毛布」。
その小さな気づかいに、思わず心があたたかくなることがあります。
言葉はなくても、そうした優しさは、確かにそこに“在る”のだと感じます。
介護の現場では、忙しさの中で言葉を交わせない場面も多いですが、行動そのものが語ることもたくさんあります。
飲みかけのコップを交換しておいたり、濡れたタオルを替えておいたり。
それが誰かの「気づき」であり、「やさしさ」なのです。
でも、そうした優しさは表に出ることが少なく、「気づかれなかったらどうしよう」と思うこともあります。
だからこそ、言葉にせずとも通じ合える瞬間を、もっと大切にしたいと感じます。
かいご姉妹サロンでは、こうした見過ごされがちな気づかいについても、気軽に共有することができます。
「こんなことが嬉しかった」という投稿に、共感の声が寄せられることもあるでしょう。
声に出さなくても伝わるものがある。
そんなやさしさが、介護の現場に満ちていると感じられる日々でありますように。