新人の頃、仕事を覚えるのに必死で、周囲のやさしさに気づけないこともあります。
でも、あとから思い返すと、「あれも優しさだったんだ」と感じる瞬間がたくさんあります。
例えば、失敗したときにあえて何も言わず、いつも通り接してくれた先輩。
言葉で慰められるよりも、そのさりげなさに安心できたことがありました。
叱るべき場面ではしっかりと伝え、でもそれ以上は引きずらない。そんな姿勢に、背中で教えられた気がします。
介護の現場はチームで動くからこそ、言葉を選ぶ難しさと、言葉にしない配慮のバランスが大切です。
ときにはあえて言わないことが、相手への思いやりにつながることもあります。
かいご姉妹サロンでは、「あの時の先輩の言動が忘れられない」「こんなやさしさがあった」という話も投稿できます。
文字になって初めて見えてくる、あたたかな気づきもあるはずです。
口に出さなくても伝わる優しさ。
それをちゃんと受け止められる心を持ち続けたい、そんな思いを大切にしていきたいですね。