最初の印象がすべてではない。
そう思わせてくれるのは、関係性が少しずつ変化した実感があるからかもしれません。
介護の現場で、仕事の進め方や価値観の違いから、同僚と衝突してしまうことは珍しくありません。
「なんでそんな言い方をするの?」と感じたり、「自分のやり方を否定された」と受け取ってしまったり…距離を取りたくなる瞬間もあります。
けれど、ある時ふと気づくのです。
厳しかった言葉の裏に、利用者さんへの真剣な想いがあったこと。
自分とは違う角度から、現場を見てくれていること。
その気づきが、相手への見方を大きく変えてくれます。
やがて、「あの人がいるから頑張れる」と感じるようになったとき、関係性は新しいステージに入っています。
それは、信頼の芽が静かに根を張り始めた合図なのかもしれません。
かいご姉妹サロンでは、「以前は苦手だったけど、今は心強い存在です」といった関係の変化も共有できます。
他の人の視点から学ぶことで、職場の人間関係に向き合うヒントが見つかるかもしれません。
ぶつかったからこそ見えた本音と、そこから生まれた信頼。
そうした経験が、私たちを少しずつ育ててくれるのかもしれませんね。