【“遠慮がち”な自分を変えたいと思った瞬間】会議で初めて意見を言えた日

職場の会議や申し送りの場で、自分の意見を言うのをためらった経験はありませんか。
「間違っていたらどうしよう」「先輩たちの考えと違ったら迷惑かな」――そんな不安から、つい黙ってしまうことがあります。


しかし、ある日、利用者のケア方法について話し合う場面で、「この方法だと、〇〇さんがより安心できるかもしれません」と口にした瞬間、場の空気が変わることがあります。
意見が採用されるかどうかではなく、「必要だと思ったことを伝えられた」という事実が、自分の中で大きな意味を持つのです。


遠慮を減らす一歩目は、「完璧な提案」である必要はないと理解すること。

提案はたたき台になってもいいし、意見は他の人が補足してくれることもあります。会議は一人で正解を出す場ではなく、全員でより良い方法を見つける場だからです。


また、意見を伝える際には、事実や観察した状況を添えると、相手に受け止めてもらいやすくなります。
「〇〇さんが食事中に背中を丸めていたので、クッションを追加すると良いかと思いました」というように、根拠を示すことで建設的な話し合いに発展します。


この小さな一歩が、次の発言への自信につながります。
発言後に「ありがとう、参考になったよ」と言われるだけで、次も言ってみようという気持ちが自然に湧いてきます。


かいご姉妹サロンでは、「会議で意見を出しやすくするコツ」や「自分なりの準備方法」について意見交換ができます。
同じように遠慮していた人の経験を知ることで、自分の中のハードルを少しずつ下げていけるでしょう。


遠慮を完全になくす必要はありません。大切なのは、必要なときに勇気を出して声を届けること。
その積み重ねが、介護現場での信頼や、自分の成長につながっていきます。