【立場が違うからこそ、見えた景色】相手の視点を知ることで広がる理解

介護の現場では、介護士・看護師・リハビリ職・事務職など、役割や立場が異なる人が一緒に働きます。それぞれの業務は目的こそ同じでも、日々向き合う課題や優先順位は大きく異なります。

そのため、同じ出来事を見ても、感じ方や捉え方がまったく違うことがあります。

例えば、介護士は利用者様の生活全体を見渡しながら安全や快適さを重視します。

一方で、看護師は医療的な処置や健康管理を優先しなければならない場面も多くあります。これらはどちらが正しいかではなく、「立場が違えば、見える景色も違う」というだけのことです。


自分の立場だけで物事を判断すると、「なぜ理解してくれないのだろう」と不満を抱きやすくなります。

しかし、相手の業務背景や責任の重さを知ることで、「なるほど、そういう理由だったのか」と納得できることが増えます。

この理解が深まると、不要な衝突や誤解を減らし、協力しやすい関係を築けます。


かいご姉妹サロンの目標として、会員様が、日々の業務での出来事や気づきを投稿し合い、ご自身の視野が広がる中で、職場での対応力も高まることを目指しています。


立場が違うからこそ、見える景色があります。
その景色をお互いに見せ合うことが、介護の現場をより安心で温かな場所にしていく第一歩なのかもしれません。