「なんとなく疲れた気がする」「気分が重たい」。
そんな心の変化を、見過ごしてしまうことは誰にでもあります。
しかし、気づかないふりをしてしまうと、小さな不調が積み重なり、いつの間にか元気を失ってしまうこともあります。
そこで大切なのが、自分の“こころの体温”に気づく感覚です。
体温計のように数値で示すことはできませんが、言葉にすることで初めて自覚できることがあります。
「今日はあまり人と話したくないな」「ちょっとイライラしてるかも」など、何でもないひとことでも、自分の状態を表現できれば、それがケアの第一歩になります。
また、こうした気づきを日常的にメモしたり、誰かに話したりすることで、心の負担が軽くなることもあります。
“書く・話す・感じる”の3つのサイクルが、心の健康維持にとても役立つのです。
年齢に関係なく、心の声に耳を傾ける習慣は、人生をより豊かにする土台になります。