【介護の現場で感じる“こころ”の風景】時間の流れがゆっくりに感じるとき、心も落ち着いている

高齢者の方々と接していると、「今日はゆっくりできた」「あっという間だった」といった言葉を耳にすることがあります。
こうした時間の感じ方は、実はその人の心理状態や体調にも関係しているといわれています。


落ち着いて過ごせる日ほど、時間がゆったりと流れ、逆に不安や焦りのあるときは、時間が早く過ぎてしまうように感じるものです。
これは、脳の処理速度や注意の向き方と関係があるとも考えられています。


だからこそ、環境や関わり方を少し変えるだけで、利用者様の感じる“時間の質”も大きく変わってきます。
毎日が「心地よい長さ」で感じられるような支援を考えていくことも、大切な視点のひとつかもしれません。